日本の伝統色「璃寛茶」とは……
璃寛茶は、やや緑がかった暗い茶色。文化・文政期(1804〜30)の頃に登場した歌舞伎役者・初代嵐璃寛(嵐吉三郎の二代目)が好んで用いた茶色が色名の由来です。美貌、美声、優姿だったという璃寛は立役の花形として大活躍。同期の三代目中村歌右衛門(芝翫)と共に人気を二分したといわれ、大坂の歌舞伎界を盛り上げた大スターでした。
璃寛茶 = りかんちゃ
璃寛が着用していた大胆な太縞が印象的な縞模様は璃寛縞と呼ばれていました。「璃寛茶」は、りかんちゃと読みます。
R97G97B56#616138/璃寛茶(りかんちゃ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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