浅緋(うすあけ)浅緋(うすあけ)

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日本の伝統色を知る

2023.8.24

読めますか?「浅緋」あさひとは読みません。平安時代、上から三番目に高貴な色でした













自然界に存在する草木で衣服を染めていた平安時代。日本古来の赤色染料・茜で染められた色彩です。現代における国家制度の基盤ともいうべき「延喜式」の階位によって定められた服色では、紫・深緋に次ぐ、上から三番目に当たる高位色とされていたのが浅緋です。ほんのり黄みがかった淡い赤色は、紅花ではなく茜で薄く染めたもの。今日では「緋」または「真緋」とも表現されます。





浅緋 = うすあけ

 

 

英語ではスカーレット(Scarlet)と訳されますが、スカーレットは貝殻虫から抽出された動物性の色で厳密には緋色と異なります。「うすきひ」「うすあけ」との呼び名もある「浅緋」。うすあけと読みます。







DIC-N714/浅緋(うすあけ)




「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。

 

 


参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊

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