日本の伝統色「天鵞絨」とは……
天鵞絨は、ビロード生地のような暗い青味の緑色。ポルトガル語のビロード(veludo)、スペイン語のベルード(velludo)の音が変化した言葉で、別名ベルベットとも呼びます。日本にビロードが伝わったのは1532〜1534年頃。ポルトガル商船によって持ち込まれ、その後京都で織られ始めたとのだとか。江戸時代後期の「近世風俗志」にも、天鵞絨の色名が残されています。
天鵞絨 = びろうど
天鵞絨は和名で「てんがじゅう」とも読まれ、天鵞は白鳥を意味します。「天鵞絨」は、びろうどと読みます。
R9G97B72#096148/天鵞絨(びろうど)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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