日本の伝統色「錆浅葱」とは……
ややくすんだ淡い色調の緑青色が錆浅葱。新撰組が身につけていたダンダラ羽織の色で知られている浅葱色に灰味を混ぜてくすませた色をイメージしてください。江戸時代の文献には錆浅葱の染色法に関する記載はないとされていますが、同じ時期に流行っていた浅葱の色とともに多くの人から愛されたのではないかといわれています。
錆浅葱 = さびあさぎ
元の色となる浅葱色はたくさんの派生色があり、錆浅葱はその中のひとつです。「錆浅葱」は、さびあさぎと読みます。
R102G153B161 #6699A1／錆浅葱（さびあさぎ）
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書：「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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