アカネ科クチナシ属の常緑低木。漢名は山梔(さんし)と呼ばれ、乾燥した果実は古来より生薬・漢方薬の原料として、そして染料として用いられていました。クチナシの実で染めた黄色に、赤をほんのり重ね染めした温かみのある支子色。今日では、天然色素として正月料理の栗きんとんや和菓子、たくあんなどを染める際にも使われています。
支子色 = くちなしいろ
梔子の実が熟しても口を開かないことから、支子色は“言わぬ色=不言色”とも記されていました。「支子色」は、くちなしいろと読みます。
DIC-N790/支子色(くちなしいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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