日本の伝統色「檳榔子染」とは……
インドから東南アジアの熱帯・亜熱帯にかけて生育するヤシ科の常緑高木「檳榔(ビンロウ)」を染料にした上品な黒褐の色が檳榔子染。染色以外にも薬用や香木として使用されていたビンロウは、アジアでは嗜好品のひとつであり、タバコに似た使い方をされることも。別名「檳榔子黒(びんろうじぐろ)」とも呼ばれていました。
檳榔子染 = びんろうじぞめ
江戸時代の男性正装である和服の黒紋付を染める最高級の色が檳榔子だったそうです。「檳榔子染」は、びんろうじぞめと読みます。
R58G50B38 #3A3226/檳榔子染(びんろうじぞめ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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