シダ類の常緑多年草のトクサの茎のような黒味のある濃い緑色。萌黄色を青黒くしたような色彩であるため、「陰萌黄(かげもえぎ)」という別名を持つことで知られています。どっしりとした渋みのある色合いから中世の武士や年配者の服色に好まれていました。江戸時代中期には流行色として注目を集めていた人気の伝統色でもあります。
木賊色 = とくさいろ
乾燥させて木材などの研磨に用いられていたトクサの茎。秋に刈り取っていたことから秋の季語として知られています。「木賊色」は、とくさいろと読みます。
DIC-N852/木賊色(とくさいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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