日本の伝統色「黄檗」とは……
黄檗は鮮やかな明るい黄色。ミカン科の落葉樹で内皮を砕いて煎汁をつくり、灰汁または明礬で焙煎を行い染めていきます。色名にある「檗」は肌/皮の意味を持ち、キハダの樹皮の内側が黄色いことから「黄肌」とも書かれていたのだとか。また、キハダの樹皮は「おうばく」とも呼ばれ、染料だけでなく生薬にも使われていました。
黄檗 = きはだ
黄檗で染めた黄檗紙は、防虫効果があることから経典の料紙や正倉院の公文書、商家の大福帳などに使用されていました。「黄檗」は、きはだと読みます。
R251G226B81 #FBE251/黄檗(きはだ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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