黄唐茶は、別名「黄雀茶」「黄枯茶」とも記載される黄褐色の色。染めの原料には、ハイノキ科のナカハラクロキの皮と桃の皮を泥土で混ぜたものが用いられ、黄唐茶の他にも茶色や江戸茶の染め色でも使われました。江戸時代前期から中期にかけて注目を浴びていた染め色で、遊里から町方まで人や場所を問わず人気の色でした。
黄唐茶 = きがらちゃ
江戸時代の桜茶飯を大衆向けにした黄枯茶飯は、その名の通り見た目の色が黄枯茶。「黄唐茶」は、きがらちゃと読みます。
R193G138B38 #C18A26/黄唐茶(きがらちゃ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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