日本の伝統色「青朽葉」とは……
藍と黄檗を掛け合わせて染めていく、茶味がかったくすんだ黄緑色が青朽葉。色褪せてゆく木々の葉がだんだんと朽ちていく季節の移ろいを色彩で表した平安時代からある色名です。この朽葉色には「朽葉四十八色」と呼ばれるほど多数のバリエーションがあり、朽葉色をベースに「青朽葉」「黄朽葉」「赤朽葉」の三系統に分類された色があります。
青朽葉 = あおくちば
清少納言が執筆した随筆「枕草子」では、幼い女の子が夏に着る衣装の色が青朽葉だったとされています。「青朽葉」は、あおくちばと読みます。
R173G161B66 #ADA142/青朽葉(あおくちば)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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