赤と黄を掛け合わせた厚みのある橙色。鬱金で黄色に染めた後、紅花や蘇芳で赤みをのせるため、配合によって色合いに幅があるとされています。贅沢な着物を着てはならない「奢侈禁止令」という江戸時代の中で生まれたファッションのひとつとして、地味な着物の裏に紅鬱金の絹を付ける裏勝りにして楽しんでいたといわれています。
紅鬱金 = べにうこん
十七世紀の文人・井原西鶴の『好色一代男』にも登場する人気の色でした。「紅鬱金」は、べにうこんと読みます。
R233G139B42 #E98B2A/紅鬱金(べにうこん)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。
Experiences
Premium Calendar
日本の伝統色を知る
Premium Calendar