日本の伝統色「赤白橡」とは……
薄オレンジのような色彩の赤白橡は、櫨(はぜ)の黄色に茜の赤を上掛けした黄色がかった淡い橙色を指します。赤白橡を着用できるのは、天皇と皇太子、参議以上の高官とされていたことから、民衆は着用を禁じられていた時代の服色でした。また、平安時代中期の長編物語「源氏物語」にも「赤き白橡」と記述があります。
赤白橡 = あかしろつるばみ
色名にある橡は櫟(くぬぎ)の古名。実のドングリは古くから染色用に用いられていました。「赤白橡」は、あかしろつるばみと読みます。
R225G166B121 #E1A679/赤白橡(あかしろつるばみ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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