日本の伝統色「御召御納戸」とは……
灰色がかった渋みのある青色が御召御納戸。色の異なる縦糸を2本ずつ配列して織り出した御召縮緬(おめしちりめん)の御納戸という意味があり、11代将軍徳川家斉が愛用していた高級縮緬であったことから「御召」の名がつけられました。また、納戸は衣類や調度類を収めておく暗い部屋のこと。暗い処の意味からつけられた言葉です。
御召御納戸 = おめしおなんど
御召は「着ること」の尊敬語。徳川家斉は歴代将軍の中でも長生きした将軍で、特定されるだけで16人の妻妾を持ち、53人の子女がいたそうです。「御召御納戸」は、おめしおなんどと読みます。
R46G92B110 #2E5C6E/御召御納戸(おめしおなんど)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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