日本の伝統色「鶸萌黄」とは……
黄味の強い黄緑色で、鶸色と萌黄の中間の色が鶸萌黄。美しい言葉の響きをそのまま体現するかのような、草木の生命を感じられる色彩です。江戸時代の染色解説書である「手鑑模様節用」によると「ひわもえぎ 古名浅ミどり」と記されており、浅緑と呼ばれていたことも。顔映りや化粧、帯揚げの色などを美しく引き立ててくれる色であり、江戸時代中期頃に広く用いられていたとされています。
鶸萌黄 = ひわもえぎ
鶸がつく色名には、鶸色や鶸茶があります。「鶸萌黄」は、ひわもえぎと読みます。
R144G180B75 #90B44B/鶸萌黄(ひわもえぎ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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