柑子は、8世紀頃に中国から渡来したと考えられているミカンの一種。ミカン科ミカン属の常緑小高木で柑橘類に分類されます。この果皮を由来とする温かみのあるやさしい橙色が柑子色で、クチナシと紅花などを合わせて染められた伝統色でした。柑子の古名は橘(タチバナ)。古今和歌集や平家物語など、多くの物語の中で柑子は登場します。
柑子色 = こうじいろ
柑子は平安時代の女房装束「襲の色目」で秋の終わりに着用する色として知られていました。「柑子色」は、こうじいろと読みます。
DIC-N743/柑子色(こうじいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。
Experiences
Premium Calendar
日本の伝統色を知る
Premium Calendar