日本の伝統色「灰桜色」とは……
灰色に、ほんのり桜色が淡く混ざったやさしい色味が印象的な灰桜色は、現代でも広く使われている伝統色のひとつ。近代以降に現れた、比較的新しい色名と考えられています。また、鼠色系統の中では一番明るく、上品で温かみがある色。明るい印象を持ちつつも、落ち着いたトーンの色彩ですので、古くは貴族の若い女性に親しまれたといわれています。
灰桜色 = はいざくら
灰という言葉が当てられつつも、明るく軽やかな色合いが特長となる灰桜色。色名としては桜色に薄墨がかった「桜鼠」も同じ用途で使われることがあります。「灰桜色」は、はいざくらと読みます。
R215 G196 B187 #D7C4BB/灰桜色(はいざくら)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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