日本の伝統色「山鳩色」とは……
くすんだ青緑色を指す山鳩色は、その名のとおり山に住む野生の鳩の羽の色に由来します。山鳩は、正確に伝えるとキジバトやアオバトのこと。キジバトは茶褐色から紫みのある灰色をベースに、黒と赤褐色の鱗状の模様が入っている羽の色が特徴です。一方アオバトは、メスの場合は全体的にオリーブ色で、オスは部分的に他の色が混ざっています。天皇が平常着用された衣服の色がこの山鳩色であったため、一般着用が禁止されていた色としても知られています。
山鳩色 = やまばといろ
山鳩色は、山林に生息する鳩の仲間、キジバトやアオバトの羽の色。今日ではカーキ色と灰色を混ぜたような色彩です。「山鳩色」は、やまばといろと読みます。
R97 G115 B41 #617329/山鳩色(やまばといろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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