日本の伝統色「花葉色」とは……
赤味があり、山吹色に比べて黄色がかった色が花葉色。平安時代の皇族・貴族の装束に関する語についてその起源や意味を説明した有職故実書『装束抄(しょうぞくしょう)』によると、3月着用の服色とされていたのだとか。菜の花の花弁の色を由来とする花葉色は、縦糸に黄色、緯(よこ)糸に山吹色を織り込んで表現します。山吹色の色味が強く出ることで、このような色になるとされています。
花葉色 = はなばいろ
十二単が代表的な襲(かさね)によく使われていた色味で、主に春を連想させる色として使われていたそうです。「花葉色」は、はなばいろと読みます。
R247 G194 B66 #F7C242B490C236/花葉色(はなばいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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