日本の伝統色「紺桔梗」とは……
桔梗の花に似た青紫色に紺色を含ませたような、濃い青紫色が紺桔梗。青みを帯びた紫色で「桔梗」の名前が付く色には、他にも桔梗紫や桔梗納戸などがあり、微妙に色相が異なります。桔梗は秋の七草の一つに数えられ、俳句では秋の季語として知られていますが、実際は梅雨ごろから初秋ごろまで花を咲かせる開花時期の長い花です。五芒星のような特徴的な花の形から「桔梗紋」がつくられ、美濃の山県氏や土岐氏などが用いていた紋所としても知られています。
紺桔梗 = こんききょう
染物では、紺色を下染めとしてその上に蘇芳(すおう)や紅花などで紫みがからせたと考えられています。「紺桔梗」は、こんききょうと読みます。
R33 G30 B85 #211E/紺桔梗(こんききょう)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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