日本の伝統色「黒紅梅」とは……
黒紅梅は一見すると黒に見えるほど濃く、赤寄りの黒にも黒寄りの赤にも見える色です。井原西鶴の浮世草子『萬の文反古』(元禄9年・1696)に「御内儀の昔小袖(中略)黒紅に御所車の縫箔の小袖」と記載があったことから、豪華な小袖の地色に愛用されていたと言われています。
黒紅梅 = くろこうばい
江戸時代からの染色の色名で、とくに豪華なことで有名な能の衣装である能装束に用いられていたそうです。「黒紅梅」は、くろこうばいと読みます。
R63 G43 B54 #3F2B369D/黒紅梅(くろこうばい)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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