日本の伝統色「韓紅花」とは……
紅花とは、エジプト原産のアザミに似たキク科ベニバナ属の一年草または越年草。諸説によると、5世紀から6世紀にかけて日本に渡来したといわれ、平安時代に千葉県長南町で栽培されていたそうです。呉の国(中国)から渡ってきた染料ということから「呉藍(くれあい)」とも呼ばれ、後に「紅」に転じていきました。別名で「深紅」という名もあります。
韓紅花 = からくれない
紅花を使って繰り返し染めることで濃い色を出す紅赤色。色素だけでなく、化粧品としても多くの人に好まれていたとされています。「韓紅花」は、からくれないと読みます。
R208 G16 B76 #D01014C/韓紅花(からくれない)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。
Experiences
Premium Calendar
日本の伝統色を知る
Premium Calendar