日本の伝統色「茄子紺」とは……
夏に採れるナスの実を思わせる、赤紫が入った濃い紺色が茄子紺色。夏から秋にかけて淡い紫色の花が咲くナスは、インドが原産と言われており、熱帯から温帯まで広く栽培されています。8世紀の文書である『正倉院文書』にナスの記録があるため、古くは中国から輸入されてきたと考えられています。色名は江戸時代になってから使われるようになりました。
茄子紺 = なすこん
ナスは歴史文書の中では和名である「奈須比」と表記されることもあります。「茄子紺」は、なすこんと読みます。
R87 G43 B63 #572A3F#9/茄子紺(なすこん)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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