日本の伝統色「白練」とは……
光沢のある絹の、混じり気のない美しい純白の色が白練です。生絹はそのままだと黄みを帯びた白色。「白練」というのは、この生絹から黄みを消し去る精錬法の名前です。白練された純白の白は特別視され、神聖さを象徴する色とされてきました。清浄無垢や潔癖を表し、古代では天皇の衣冠束帯の上着である袍の色として用いられていました。
白練 = しろねり
天皇の装束の色などとして用いられる、神聖さを象徴する色です。精錬された絹の、光沢のある美しい純白を表します。「白練」は、しろねりと読みます。
R252 G250 B242 #FCFA2/白練(しろねり)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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