日本の伝統色「玉子色」とは……
17世紀後期ごろから広まり、着物の小袖によく好んで使われていた玉子色。茹でた鶏卵の黄身を思わせる、赤味のある明るい黄色を特徴とします。現代で玉子色と聞くと、橙がかかった色味をイメージしますが、伝統色である玉子色はやや薄めの黄色。江戸時代の染色技法の指南書「手鑑模様節用」にも、浅い黄色と記載されています。
玉子色 = たまごいろ
キリスト教の復活祭に登場する「イースター・エッグ」をはじめ、古来より卵(玉子)は生命・復活の象徴とされていました。「玉子色」は、たまごいろと読みます。
R249 G191 B69 #F9BF45/玉子色(たまごいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。
Experiences
Premium Calendar
日本の伝統色を知る
Premium Calendar