日本の伝統色「金春色」とは……
鮮やかな緑味を帯びた青色が印象的な金春色は、現在では「ターコイズ・ブルー」とも呼ばれている色。この名前の由来は、明治時代中期に輸入された化学染料による明るい青緑が流行した際、新橋芸者たちが愛用したことにさかのぼります。当時、この色はハイカラな色として人気を博し、「新橋色」とも呼ばれました。さらに、新橋芸者の置屋が「金春新道」にあったことから、「金春色」という別名も。日本画家の鏑木清方や上村松園が描いた美人画にも用いられ、気品ある美しさを引き立てる色として親しまれました。
金春色 = こんばるいろ
現代名「ターコイズブルー」として世界中で幸運や保護の象徴とされている金春色。古来よりネイティブアメリカンの文化では特に大切にされ、悪霊から身を守る力があると信じられてきました。「金春色」は、こんばるいろと読みます。
DIC 日本の伝統色:R0 G137 B167 #0089A7/金春色(こんばるいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
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