日本の伝統色「紅絹」とは……
ウコンやクチナシで黄色に染めたあと、紅花を重ねて染めることで生まれるのが紅絹。あざやかな紅色でありながら、少し黄みを帯びたやわらかな印象が特徴です。江戸中期には、歩くときに裾から紅絹の明るい紅がのぞく対照的な美しさが好まれました。紅絹は見た目の華やかさに加え、裏地や下着の色としても用いられ、衣服の内側を彩る穏やかな温もりのある色として親しまれています。
紅絹 = もみ
「もみ」という名は、紅花を包んだ袋を揉んで色を取り出すことに由来。紅花には血の巡りを良くする働きがあり、染めの作業中に体が温かくなることから、昔は肌に触れる裏地に紅絹がよく選ばれました。「紅絹」は、もみと読みます。
DIC 日本の伝統色:C0 M84 Y82 K18 / R209 G33 B38/紅絹(もみ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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