日本の伝統色「肥後煤竹」とは……
黒味がかった黄褐色が印象的な肥後煤竹色は、元禄期に人気のあった煤竹色から派生した伝統色。煤竹色よりも橙味が強く出ているのが特徴です。「肥後」と聞くと、熊本県の旧国名である肥後を思い浮かべる方もいらっしゃるかと思いますが、実のところ明確な由来はわかっていないとされています。
肥後煤竹 = ひごすすたけ
肥後煤竹色は、その落ち着いたトーンと奥深い色味から、江戸時代の武士や町人に人気がありました。「肥後煤竹」は、ひごすすたけと読みます。
R141 G116 B42 #8D742A/肥後煤竹(ひごすすたけ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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