日本の伝統色「金茶」とは……
黄金のような赤みを帯びた、独特な黄褐色が金茶。名前にある「金」は、その輝きや温かみのある色合いを表しており、「茶」は茶系統の色味を持つことを意味しています。江戸時代の染色資料『当世染物鑑』(元禄9年・1696年)によると、金茶は楊梅(やまもも)の皮を用いた染色法で染められていました。最初に楊梅の皮で下染めをおこない、乾かした後、再び楊梅の染液に明礬(みょうばん)を加えて染めることで、赤みがかった深みのある黄褐色が生み出されます。
金茶 = きんちゃ
金茶は、江戸時代には衣類や布製品の染色に用いられ、高級感のある色として人気がありました。「金茶」は、きんちゃと読みます。
DIC 日本の伝統色:R199 G128 B45 #C7802D/金茶(きんちゃ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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