日本の伝統色「花浅葱」とは……
淡い青緑色をしている花浅葱色は、「浅葱」と呼ばれる薄い青緑に花色を加えた伝統色です。花色とは藍の単一染による青色のこと。元々は鴨頭(露草の古名)の青い花汁で染めた色で、後に藍染による縹(花田)も花色と呼ばれるようになりました。浅葱色は、薄い葱(ねぎ)の色に似ていることから名付けられ、花浅葱はその中でも特に華やかで明るい色調を持ちます。
花浅葱 = はなあさぎ
花浅葱色は江戸時代末期に流行し、特に女性の着物や帯などに用いられたとされています。「花浅葱」は、はなあさぎと読みます。
R30 G136 B168 #1E88A8/花浅葱(はなあさぎ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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