日本の伝統色「紫烏色」とは……
艶やかな紫色を帯びた黒に近い、品のある色が紫烏色。この色名に含まれる「鳥」はカラスを指します。カラスの羽は一般に黒いイメージがありますが、実際には光沢があり、光を受けると暗く深みのある紫色に輝きます。その美しさから、この色名が生まれました。
現代ではカラスは雑食性でゴミを漁る印象が強いですが、古来より吉兆を示す神聖な鳥とされてきました。また、美しい黒髪を「鳥の髪」と表現することもあります。
紫烏色 = しうしょく
『古事記』には「八咫烏(やたがらす)」が神武天皇の東征を導いたと記されており、熊野では神の使いとされています。「紫烏色」は、しうしょくと読みます。
DIC 日本の伝統色:R30 G23 B51 #2A2223/紫烏色(しうしょく)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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