緋(あけ)緋(あけ)

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日本の伝統色を知る

2024.8.19

読めますか?日本の伝統色「緋」“ひ”とは読みません










日本の伝統色「緋」とは……




緋色は、黄味をおびた鮮やかな赤色。アカネ科の多年生つる草である茜と灰汁で染色します。平安時代の中頃から、染色方法が確立されるようになり、茜の代わりにクチナシの黄の下染に明礬媒染(みょうばんばいせん)で蘇芳の赤を重ねた紅緋の色が染められ、これが「ひ」と呼ばれるようになりました。 緋は日や火の色を連想するとして、強い生命力を保ち続けるといった意味を持つ色名でもあります。





緋 = あけ

 

鮮やかな赤が印象的な緋ですが、推古天皇の時代は、紫の次に高位な色として扱われていました。「緋」は、あけと読みます。







R204 G84 B58 #CC543A/緋(あけ)




「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。

 

 


参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊

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