日本の伝統色「煎茶色」とは……
日常的に飲まれる煎茶のような濃い茶褐色をした色が煎茶色。煎じ茶の煎汁で染められることから「煎じ茶染」とも呼ばれます。現代では急須に茶葉を入れ、湯を注いで飲みますが、かつては鍋や釜で葉茶を煮出して飲む方式が一般的でした。この煎茶色は、落ち着いた深みのある色合いが特徴で、日常の中での親しみやすさとともに、昔ながらの喫茶文化に根付いた色彩です。
煎茶色 = せんちゃいろ
煎茶には、自由な形式で煎茶を楽しむ「煎茶道」があります。粉末の抹茶を点てる「抹茶道とは異なり、煎茶道の茶室は明るく開放的で、煎茶を通じて自然との一体感を味わうことができます。「煎茶色」は、せんちゃいろと読みます。
R133 G91 B50 #855B32/煎茶色(せんちゃいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。
Experiences
Premium Calendar
日本の伝統色を知る
Premium Calendar