日本の伝統色「湊鼠」とは……
湊鼠は、灰色がかった薄い青緑色が特徴となる、穏やかで上品な雰囲気を持つ色。大阪にある「湊村」で作られていた、壁や襖の腰貼り(こしばり)などに使われる湊紙が由来とされています。東京都江東区西部あたりに位置する、富岡八幡宮の門前町である深川あたりでも人気を博したことから、別名「深川鼠」とも呼ばれていました。
湊鼠 = みなとねずみ
派手な色合いが好まれた江戸前期に比べ、江戸後期は湊鼠色のような灰色がかった色が粋で洒落た色として大流行したそうです。「湊鼠」は、みなとねずみと読みます。
R119 G150B154 #77969A/湊鼠(みなとねずみ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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