日本の伝統色「青丹」とは……
色は少々暗めの黄緑色をしている青丹ですが、この青丹色の「青」は緑色を指しています。もともとは「青土」と書いて「あおに」と読まれており、だんだん「青丹」へと変化していきました。顔料や化粧料に使われた古代の色で、古くは奈良時代から色名があり「岩緑青(いわろくしょう)」とも呼ばれていた歴史を持ちます。
青丹 = あおに
奈良時代の常陸国の地誌『常陸風土記』には、「青き紺(はなだ)の如く、画に用いて麗し」という描写が見られ、美しい色として親しまれていたことがわかります。「青丹」は、あおにと読みます。
R81 G110 B65 #516E41/青丹(あおに)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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