日本の伝統色「白群」とは……
白群色は、やわからさのある淡い青緑色。「白群れ」を意味する古語からきており、「群青」(ぐんじょう)に近い色合いを淡くしたものとされています。岩絵具で使われていた青色の顔料である藍銅鉱(アズライト)という石を砕いて作られた粒子を、さらに細かく砕き粉末状にして色合いを出していきます。粒子の色合いや状態から「群青」「紺青」「白群」と呼び方が変わるのもこの色の特徴です。
白群 = びゃくぐん
平安時代に使われていたという白群は、貴族の衣装に用いられていた色。その後、武家や庶民にも広がりを見せ、季節を表す色として着物に用いられることが多かったそうです。「白群」は、びゃくぐんと読みます。
R120 G194 B196 # 78C2C4/白群(びゃくぐん)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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