日本の伝統色「鴨の羽色」とは……
マガモの雄の頭から首にかけての羽毛に由来する、緑味の強い青色が鴨の羽色。マガモはガンカモ科の鳥で、体長は60センチメートルほどとされています。雄の生殖羽は、光沢のある緑色の頭と頸、白い首輪、褐色がかった背、青紫色の翼鏡を持ちます。このうち、鮮やかな青緑の部分が「鴨の羽色」と呼ばれています。『萬葉集』には大伴家持が詠んだ歌の中に「水鳥の鴨の羽色」という表現が登場します。
鴨の羽色 = かものはいろ
カモは渡り鳥として知られ、季節ごとに数千キロメートル移動する種もいるほど。特にオナガガモは、日本とシベリアを長距離往復します。「鴨の羽色」はかものはいろと読みます。
DIC 日本の伝統色:R49 G107 B98 #316B62/鴨の羽色(かものはいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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