日本の伝統色「樺色」とは……
樺桜(かばざくら)の樹皮や蒲(がま)の穂絮(ほわた)の色に似た、濃い黄赤色を指します。カバは日本各地の池や沼に生息する多年草で、夏に葉の間から花茎を伸ばし、その先に穂絮をつけます。一方で、樺桜の樹皮を由来とする説もありますが、樺桜の色味が茶系統であることから、色相的には黄赤系の蒲色のほうが樺色の特徴に合致しています。
樺色 = かばいろ
樺桜の樹皮は強靭で、曲物や弓弦の巻き物などに利用されてきました。「樺色」は、かばいろと読みます。
DIC 日本の伝統色:R193 G105 B600 #C1693C/樺色(かばいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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