水色(みずいろ)水色(みずいろ)

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日本の伝統色を知る

2025.10.24

読めますか?日本の伝統色「水色」“すいいろ”とは読みません










日本の伝統色「水色」とは……




澄んだ水の色を表す伝統的な色名が水色です。水浅葱をやや淡くし、藍をわずかに加えた染色によって生み出されました。古くは『萬葉集』において「水縹(みずはなだ)」と呼ばれ、この系統の色が詠まれています。江戸時代には、空色や浅葱色とともに夏の着物の色として広く親しまれました。特に帷子(かたびら:単衣の夏用の着物)の地色として流行し、井原西鶴の『好色一代男』にも「水色のきぬ帷子に、とも糸にさいはい菱をかすかに縫せ」と記されています。





水色 = みずいろ

 

水色という色名は日本独自のもので、海外では「スカイブルー」や「ライトブルー」に近い色として扱われることが多いです。「水色」は、みずいろと読みます。







DIC 日本の伝統色:R129 G199 B212 #81C7D4/水色(みずいろ)




「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。

 

 


参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊

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