紫紺(しこん)紫紺(しこん)

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日本の伝統色を知る

2025.6.17

読めますか?日本の伝統色「紫紺」“むらさきこん”とは読みません










日本の伝統色「紫紺」とは……




紺色がかった濃い紫色で、紫草の根で染められることから「紫根」とも表記される紫紺。藍染の特性により、濃く染めると表面が赤味を帯び、これを紫紺と呼ぶそうです。この現象は、茜染の照色が赤味に見えることや、光の干渉で藍の青が紫に見えることに由来します。同系統の色には、青味の強い鉄紺や、茄子のような赤紫の茄子紺が知られています。大正時代に流行した紫紺色は、深みのある気品を感じさせる色合いとして愛されました。





紫紺 = しこん

 

紫根は、古くから染料として使われてきた植物の根で、非常に鮮やかな紫色をしているため豪華さや高貴さを象徴する色として、貴族や上流階級の衣服に使われていました。「紫紺」は、しこんと読みます。







DIC 日本の伝統色:R70 G14 B68 #460E44/紫紺(しこん)




「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。

 

 


参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊

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