日本の伝統色「草柳」とは……
草の緑と柳の緑を合わせたような、ややくすんだ緑色が草柳。この色名は、自然界に広く見られる草木の葉の色を表現したものと考えられています。そもそも柳は水辺に多く生育し、風にそよぐ姿が特徴的な植物。一方で、草の緑は四季折々に変化し、日本人にとって身近な色合いのひとつ。こうした自然の要素を組み合わせた草柳色は、控えめながらも落ち着いた印象を持つ色といえます。
草柳 = くさやなぎ
柳は古くから日本の風景に馴染みのある樹木で、しなやかに垂れ下がる葉の美しさから、和歌や絵画にも多く登場します。「草柳」は、くさやなぎと読みます。
DIC 日本の伝統色:R137 G145 B107 #89916B/草柳(くさやなぎ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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