日本の伝統色「梅紫」とは……
梅紫は、紅梅の花のようなややくすんだ赤紫色を指し、紅藤色のさらに赤みがかった落ち着きのある美しい色合い。江戸時代の染色書には見られない色名ですが、梅鼠という類似の色名が明治時代初期に登場していることから、梅紫色も比較的新しい色名であると考えられています。染色法は、淡い藍の下染めに紅を重ねることで作られたとされ、伝統的な手法によって独特の色合いが生まれました。
梅紫 = うめむらさき
梅は果物の中でも、カリウムや鉄、ビタミンEなどが多く、健康維持に一役買ってくれる食材です。「梅紫」は、うめむらさきと読みます。
DIC 日本の伝統色:R168 G73 B122 #A8497A/梅紫(うめむらさき)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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