日本の伝統色「栗皮色」とは……
熟したクリの実の皮に由来する、黒みがかった赤褐色が栗皮色です。古来より栗(あわ)は日本人に親しまれた木であり、その実は食用として、樹皮やイガは染料や革をなめすための溶剤として利用されてきました。江戸時代には、茶色系の中間色が流行し、栗皮茶と呼ばれる色が特に女性の帯の色として人気を集めましたが、上田秋成の『癇癖談』(1822年)には、「昨日の茶色は今日の栗皮色」とあり、茶色系の色合いの移り変わりが流行として捉えられていたことがわかります。
栗皮色 = くりかわいろ
栗の木にはタンニンが豊富に含まれているため、染料としても重宝されました。「栗皮色」は、くりかわいろと読みます。
DIC 日本の伝統色:R106 G64 B40 #6A4028/栗皮色(くりかわいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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