日本の伝統色「路考茶」とは……
黄茶にやや赤黒が加わった色で、渋味のある黄味がかったオリーブグリーンが路考茶。昆布茶と同じともいわれています。名前の由来は、二世瀬川菊之丞という役者からきており、二世瀬川菊之丞は宝暦6年(1756年)にこの名を襲名し、通称「宝学路考」と呼ばれていました。路考の美貌は当時の役者随一と評判になり、彼が着ていた衣装の色である路考茶が流行したとされています。
路考茶 = ろこうちゃ
江戸時代の伝統色の中でも人気があり、江戸中の女性がこぞって身につけた色としても有名です。「路考茶」は、ろこうちゃと読みます。
R137 G145 B107 #89916B/路考茶(ろこうちゃ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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