日本の伝統色「江戸茶」とは……
くすんだ色味で、黄赤味が強い茶色が江戸茶。この色名は、江戸時代に流行った「江戸好みの茶色」という意味から来ています。また、あえて「江戸」という言葉をつけることで京都に対して新趣向の色であることを強調したかったのではと考えられています。
江戸茶 = えどちゃ
『色道大鏡』(延宝7年・1679)や『新編歌祭文集』(元禄~享保・1688~1736)にも登場するなど多くの文献に江戸茶色が登場することから、庶民にも日常的に使われていたことがうかがえます。「江戸茶」はえどちゃと読みます。
R175 G95 B60 #AF5F3C/江戸茶(えどちゃ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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