日本の伝統色「薄柿」とは……
わずかに赤味のある黄色で、洗柿や洒落柿よりもさらに淡い柿色が薄柿。この色の染法は元禄時代に書かれた『万染物張物相伝』に記載されており、洒落柿よりも薄く染める方法が紹介されています。また、江戸時代の書物『反古染』には、安永・天明のころに帷子(かたびら・裏地をつけない衣服の総称)の染色として薄柿や洒落柿が流行したと記載があります。
薄柿 = うすがき
薄柿は薄い柿色全般を指し、洒落柿のようなオレンジが強い色味から水柿のようなピンク寄りの色まで、幅広い色合いに使われます。「薄柿」は、うすがきと読みます。
R236 G184 B138 #ECB88A/薄柿(うすがき)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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