日本の伝統色「一位色」とは……
一位色とは、赤みがある薄い茶色。その由来は「一位(いちい)」の木から来ているとされています。この一位の木は、歴史が深く、日本が誇る古木のひとつ。神官が使う笏(しゃく)がイチイで作られ、仁徳天皇が神社における最高位である正一位を授けたことから「一位」と呼ばれるようになりました。耐久性が高いこの木材は、かつては神社仏閣の建材や武具の材料として重宝されたという歴史もあります。
一位色 = いちいいろ
現在でも一位の木は、その耐久性から鉛筆の材料として使われることがあります。「一位色」はいちいいろと読みます。
R143 G91 B80/一位色(いちいいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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