日本の伝統色「鬱金色」とは……
ショウガ科の多年草であるウコンの根で染めた鮮やかな黄色が鬱金色。灰汁を使うと赤味が強くなりますが、酢を使うと鬱金色のような赤味が少なく鮮明な黄色になり、江戸時代前期には、緋色とともに派手な色として多くの人に好まれました。ウコンには殺菌や防虫効果があるため、ウコンで染めた木綿は産着や肌着、古美術品や陶器を包む布としても使用されたそうです。
鬱金色 = うこんいろ
ウコンの根茎は粉末にするとターメリックという香辛料となり、カレー粉や沢庵漬けの着色料としても利用されます。「鬱金色」は、うこんいろと読みます。
R239 G187 B36 #EFBB24/鬱金色(うこんいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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