日本の伝統色「狐色」とは……
キツネの背中にある毛色のような、薄い茶褐色が「狐色」。色の美しさを表現するというより、パンや餅といった食べ物が美味しそうにこんがり焼けたときに「表面がこんがり狐色になってきた」などの表現で使われることが多い色です。動物に由来する色名は比較的少ない傾向とされる日本の伝統色ですが、キツネが身近な存在であったため古くからこの色名が使われてきました。
狐色 = きつねいろ
狐は日本の神道において神聖な動物。特に稲荷神社では、キツネが神様の使いとして信仰されてきました。そのため稲荷神社の入口にはキツネの像が置かれている場合が多く、キツネは豊穣や商売繁盛の象徴とされています。「狐色」は、きつねいろと読みます。
R155 G110 B35 #9B6E23/狐色(きつねいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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