日本の伝統色「柴染」とは……
柴染は、やや赤味のある薄い褐色のこと。柴は「ふし」とも読み、柴染は「しばぞめ」のほかに「ふしぞめ」とも呼ばれています。そもそも柴とは、椎、栗、楢、樫など、山野に生える背の低い雑木の総称。これらの木々の煎汁と灰汁を使って染めると、やや赤味のある薄い褐色が染め出されます。
柴染 = しばぞめ
柴染色の染料はどこでも手に入るため、下位の色とされていました。そのため、庶民がよく身につける色として親しまれていた色として知られています。「柴染」は、しばぞめと読みます。
R150 G114 B73 #967249/柴染(しばぞめ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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