日本の伝統色「鳥の子色」とは……
卵の殻のような薄い黄茶色をしている鳥の子色は、淡いクリーム色に近い色。この伝統色は、上質な和紙である「鳥の子紙」にも使われています。そして鳥の子紙は、原料である雁皮を漉いた厚手の和紙を指し、平安時代から続く伝統的な色名でもあります。鶏の雛ではなく玉子の殻の色に由来する鳥の子色は「玉子色」と混合されることもありますが、玉子色は卵の黄身の色を表した色名になります。
鳥の子色 = とりのこいろ
狂言の台本にもこの色名の記載があり、風流人好みのセンスを持つ色名として人気がありました。「鳥の子色」は、とりのこいろと読みます。
R218 G201 B166 #DAC9A6/鳥の子色(とりのこいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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